今回は、面白いニュースが飛び込んだぜベイビー!

いつも以上にノッているな

そりゃそうだぜ!何と、あの中国が「ゴミの分別」に全面的に乗り出したというのだよ!まずは19年7月に、上海からスタートのようだが、面白いだろう。

上海、中国最初の「ゴミ分別」強制都市へ

いよいよ「ゴミの分別」の条例制定(上海市生活垃圾管理条例)が、上海からスタートするようです。

施行時期は19年7月1日から。上海はまもなく、中国で最初の「ゴミ分別強制都市」になります。違反者には罰則規定も設けられます。

これは大きな展開で、かつ急展開です。

今まで一切、”ゴミの分別”という概念さえもほぼなかった中国において、この取組がどこまで一般的に浸透していくのかは注目ですね!!

条例概要

●約500戸ずつに1か所の指定ごみ捨て場
●ゴミ捨ての時間は、7:00-9:00と16:00-18:00のみ
●以下、4種類に「分別」すること
・可燃ゴミ
・有害ゴミ
・濡れたゴミ
・乾いたゴミ

●上記に違反したものは、50-200元の罰金を課す

“果物自由”と”ゴミ捨ての自由”を失う?

これを受けて、SNS等のネットでは悲痛の声が多くあげられています。

2019年は「果物自由」がまず失われました。

「果物自由(水果自由)」とはネットスラング、中国は従来、果物の物価が大変安く、スイカ1玉を半分に割って、直接スプーンで食べるという、超贅沢食いが出来ていたのですが、今年の果物価格の高騰でそれが厳しくなっているようです。

上記を失った上に、更に「ゴミ捨ての自由(倒垃圾自由)」まで無くなる。特にゴミ捨ての時間が決められたことによる影響が大きいようです。

ゴミ処理システムが急務

当局はさらに以下のような声明を発表しています。

・2019年以降は、地級市以上の都市すべて、ゴミ分別を奨励すること
・2020年末までに、46の重点都市でゴミ分別の”処理システム”を構築すること
・2025年末までに、地級市以上の都市でゴミ分別の”処理システム”を構築すること

ゴミ分別を急務とする理由は?

市民にとってはまさに”青天の霹靂”のような状況です。

それもそのはず、本件は18年11月に当局に話があがり、急速に推進している案件なのです。ではなぜ中国政府は「ゴミ分別」を急ぐのでしょうか?

中国は世界一のゴミ大国

2004年にアメリカのゴミ産出量を抜き去り、中国は15年以上世界のトップに君臨し続けています。

当局の報告書によると、生活ゴミの産出量は年間4億トン、さらに年8%ずつ産出量が増加しているとのことです。

北京の”七環”が衝撃的

この写真は2010年に制作されたドキュメンタリー「垃圾围城(ゴミで囲まれた都市)」で示され、話題を呼びました。

黄色くプロットされている箇所は、ゴミの集積所・埋め立て所。その数は400余り

都市の外円にきれいにプロットされたため「七環」と呼ばれました。名前の由来は、北京には中心から外側に向かって、高速環状線「一環」~「六環」が走っていますが、さらにその外円、という意味です。

焼却処理が不完全だと大量のダイオキシン

基本的に発生したゴミは未処理のまま埋められます

そして、その未処理のゴミは深刻にその土地の土壌および水質を汚染していきます。

そして市民の生活・健康に影響していきます。風によって、飲み水によって、それらゴミ土壌で飼育された畜産の肉や田畑の野菜を食べることによって。。。

また焼却処理を施したとしても、850℃以上の高温処理しないと、有害物質ダイオキシンを発生させてしまいますが、現状850℃もの高温炉の施設を持つ箇所が、少ないのが現状です。

北京市はゴミ処理に大型投資

上記事態を重く見た北京市政府は、100億元(約1,600億円)を投じて、”7環”のゴミ集積所に溜まったままのゴミ処理を推進しています。

その結果、北京の”7環”のゴミ集積量は減少の一途をたどっているようです。

さらにゴミ分別も推進をしています。

北京市がダイオキシンが原因で発がんを確認された患者数は、年241名でしたが、上記施策を経て、年182名まで減少するだろうという予測が挙げられています。

新たな問題発生~農村へ拡大

北京市の”7環問題”は政府の資金投入&推進により、やや改善をしてきましたが、まだ氷山の一角。

基本的には各都市のゴミ産出量は拡大をし続けており、そのやり場は…郊外、さらに農村地区に追いやられます。

科技日報(中国の大手新聞)が2018年に報道した内容によれば、中国の600の都市中、3分の2がゴミを北京市の”7環”と同様に都市郊外に、4分の1が既に投棄する場所が一切ない、としています。

そのしわ寄せは、都市と都市の間に点在する小さな農村へ及んできています。

ゴミ分別と焼却炉等の処理システムの拡充が、急務となっています。

 

本日の内容は以上です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!