今回は水上あさみさん主演で話題になった「東京女子図鑑(2016年)」の中国リメイク版「北京女子図鑑」を紹介するよ!

日本のドラマのリメイクか!

中国では日本のドラマもよく観られているんだ。半沢直樹は超流行していた。人気になるとリメイク版が制作されることもあるね。例えば「深夜食堂」などもリメイクがヒットしたよ。

都会で働く独身女性の成長物語

「北京女子図鑑(2018年)」はYouku社制作のドラマ。日本で人気の「東京女子図鑑(2016年)」のリメイク版です。30分/話で全20話。大学卒業後、北京の会社に入社し、その後の独身女性の10年間の2つの成長を描きます。一つはキャリアとしての成長。そしてもう一つは私生活における精神的な成熟性における成長です。仕事に恋愛に、彼女の奮闘が始まります。頑張れーー!

主人公・陳可依のプロフィール

1985年生まれ・出身は四川省

主人公の陳可依(チェン・クーイ)は1985年生まれ、四川省出身。小さいころからの夢は、お母さんの故郷である北京で働くこと。(偶然にも同役を演じる女優:戚薇さんも四川省出身!)

他の多くの「北漂(北へ漂流する=北京へ上京するの意味)」する女子同様、陳可依もまた長距離列車の終着駅「北京西駅」に到着した瞬間、過去とお別れをして新たなスタートを切ります。

タクシーで未来に期待で胸を膨らます

北京西駅に到着した陳可依は、タクシーの中で北京で始まる新たな生活と、自身の未来に大きな期待を抱きます。一人暮らしをする家は、実家の1/3程度の広さのところに、更にシェアハウス。ここで彼女の新生活が始まります!

新社会人として身につけること

新社会人は色々と学習しなければいけません。スタートが肝心です。まずはオフィスの文化や社風・オフィス内の人間関係をしっかり観察して把握すること、規律や序列を乱さないように注意します。また出社は朝少し早めに来るように心がけ、帰るときはきれいに整頓してから帰るようにする。(編集者コメント:まるで日本のカイシャみたいで驚きました!)

キャリアウーマンとして順調に成長

数年後、陳可依はキャリアウーマンとして順調に進みます。大きな買い物(具体的には車)もしたし、更にそれなりに貯金もできました。更に住む家も、シェアハウスだったのが、今では立派なマンションに住んでいます。自由を得始めているのです。

こうして陳可依は、大都会・北京にて、様々な人と出会い、恋に落ち、また友情を育み、失恋し、裏切られて、を繰り返し、少しずつ成長をしていきます。これは彼女の物語ですが、働く女性すべてに共通するストーリーなのです。

北京で働く目的とは何か?

北京に「北漂」し、故郷と離れて暮らす目的は一体何か?この命題を考えるにあたり、2タイプの人生に対する態度があります。

チャンスを掴み、成長したいタイプ

北京に来る目的は、北京でキャリアを積み、出世すること。故郷を離れるときには自分への期待と、未来への憧れがあります。この種の人は、リスクを背負う覚悟で、現状を打破しようとします。夢の実現のために、北京に働きに来るのです。

陳可依は大都市・北京へ来て以来、もっと大きな世界に触れてみたいと思います。そして好奇心と向上心をもって、どんどん自分自身を変えていける機会を見つけにいきます。

現状に安住し、困難や挫折をしたくないタイプ

陳可依や、ほかの多くの挑戦を続ける人たちは、失敗や挫折が怖くないのか?もちろん怖いです。でももっと怖いのは、自分が変化せず、自身の一生を、平凡で、小さな地元の小さな町の中だけで、過ごしてしまうことなのです。陳可依は何年も必死で奮闘しつづけ、全身に傷を負って疲れ切って故郷に戻るシーンがあります。でも気づくのです。ここは確かに心は休まるけれど、彼女の欲望を満たしてくれるものが何もないことに。その瞬間から、故郷は彼女が「帰る」場所ではなくなったのです。

北京は奇跡を創造する場所

陳可依は北京で奮闘し、より強くしなやかにたくましく、そしてより自分自身の「リズム」を理解するに至るようになります。困難に出会うたび、更に一歩、成長をしていきます。本ドラマの予告編では以下のようなフレーズが使用されました。

「北京は奇跡を創造できる場所、不可能なことは何もない。実現したい夢があるなら、それを追い求める勇気を持ち行動することだ。何故ならここは、無限の可能性のある街。そしてたゆまぬ努力と奮闘をする全ての人は、無限の可能性を持つ人だ。」

陳可依の10年間の「夢リスト」

そういうことで、主人公の陳可依も,北京でチャンスを掴み、成長するために、ドラマでは毎年自らの目標を立て挑戦していきます。見てみましょう!

2009年/1年目 新卒で北京の優良企業へ入社すること
2010年/2年目 ルイヴィトンのバッグを買うこと
2011年/3年目 自分より更に優秀な彼氏を作ること
2012年/4年目 他人から「輝いて」見える女性になること
2013年/5年目 自分のマンションを買うこと
2014年/6年目 仕事に邪魔をされない長期の休暇を取ること
2015年/7年目 温かい家庭を築くこと
2016年/8年目 多くの素敵な人達と交友すること
2017年/9年目 更に多くの自由を得て謳歌すること
2018年/10年目 大きく成長した、自分自身に再会すること

「北漂」した当初は明確な人生の目標もなく、ただ漫然と過ごしていましたが、日々努力と奮闘を通して、徐々に明確な目標が見えてきます。彼女にとって本当に大切なものです。北京での生活はストレスも多く、決して平坦なものではありません。敵も多くいることでしょう。でも自らの望むものを手に入れるため、全力でチャレンジするには、これ以上のステージもないのです。

東京女子図鑑との比較

「東京女子図鑑(2016年)」の主人公・綾は他人が羨むような生活を送りたいと考えていました。上京したその日から、エリートのイケメン彼氏を探し始めたり。「女子の世界」での成功者の定義は、恋愛の上で子供が生まれることだというポリシーを持っています。従って、旦那に浮気されることは人生最大の屈辱だと考えています。そんな固定観念の中で結婚するも、やはり失敗。その時に初めて気が付くことは、期待に胸膨らませ、上京した最初の恋愛こそ、理想のパートナーだったということ。でも時すでに遅し、過去に戻ることはできません。

一方、「北京女子図鑑」の陳可依も、同様の考え方を持っています。北京へ来て最初の恋愛に失恋したあと、何度も恋愛をしました。そしてどんどん欲望が大きく、複雑に絡まっていきます。

綾と陳の物語は、きっとあなた自身の物語にも似ていることでしょう。

綾には漠然と幸せになりたい、人に羨ましがられるような生活を送りたいという願望はあるものの、具体的な目標はありませんでした。陳は目標はあるけれど、それがどんどん膨れ上がっていきます。

上海女子図鑑と共にヒット

「北京女子図鑑」と「上海女子図鑑(2018年・明日紹介)」はいずれもYouku社制作のオリジナルドラマです。「東京女子図鑑」の版権保有社である、ワタナベエンターテインメントから制作権限移譲されています。中国における二大都市である、北京と上海における働く女性にスポットを当てた、東京女子図鑑の姉妹作品です。

「北京女子図鑑」では、オフィスにおける社風やルールなどのシーンもよく出てきます。陳可依役の女優・戚薇(チー・ウェイ)さんは、初々しい新卒から、キャリアを積んだリーダーまでの10年間の軌跡を、見事に演じ切りました。物語は右も左も分からない「普通の女の子」から始まるため、同年代の北京に住む「普通の」女の子何人にも、実際話を聞いて理解を深めていきました。彼女たちの、北京での生活における楽しさ・辛さ・厳しさ、生の声です。何というプロ根性でしょうか!その結果、10年間の軌跡を、微妙な感情変化など踏まえて、見事に演じています。

現在の中国の大都会で働く若者たちは、皆孤独をかかえ、迷いながら、自分に自信を持てずに、辛い時期を過ごしてきています。そんなリアルな姿を「北京女子図鑑」では描き、多くの人は、自らの葛藤と重ね、共感と感動を呼んでいます。

大都会(北京・上海・広州など)で働く人は、途中で挫折する人も、最後まで何とか粘って頑張る人もいます。もしもあなたが今、大都会で葛藤をしているとしたら、あなたが大都会に残っている理由は何でしょうか?そんなことを考えさせられます。おすすめ!!

(引用元記事:https://mp.weixin.qq.com/s/r32BXvjglI0RMBmyLPtl0w